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第2報告 質問?回答

2021年02月04日

宮城県農政部 農業政策室 室長 曾根 文浩 氏
「欧洲冠军联赛_欧洲冠军联赛投注_官网感染症と農業の現況」について

 

【質問1】コロナウイルスの影響で、花や牛肉の需要が減少したとのことですが、その他に、コロナウイルスの影響で需要が減少し、経済にダメージを与えた農産物はありますか?

 コロナウイルスの影響で、花き、野菜、牛肉の需要減で取引価格の低下により農業経営に悪影響を及ぼしました。他には、米や鶏卵等の特に業務用で生産、流通されていた品目においても、外食の自粛等で,消費量が減少しました。逆に、家庭(食卓)で食される豚肉や鶏肉、野菜でもポピュラーなものは、消費が拡大し、取引価格が上昇した品目もあります。本県においては、農業産出額が一番多く、生産者数も多い「米」の消費量減退が取引価格低下と来年度以降の作付面積縮小による地域経済に及ぼす影響を懸念しています。

【質問2】コロナの影響で、外国からの輸入、特に肉や野菜などの食料品の輸入量は通常時と比べて少ないと考えるが、それによって国内消費の需要が高まったりはしないのか?

 外国からの農産物輸入については、輸出元の操業停止、流通遮断や日本国内の需要不足等により取引量が減少したものと思われる。花きについては、国内での需要が激減している中でも輸入量減少が国内産価格の維持につながったと推察される。国内消費の需要増加については、生鮮農産物よりは、そのまま食卓で利用できる総菜、パックご飯や一次加工したものへの需要が増しているとの見方がある。店頭価格による購買意欲が無視できないが国産農畜産物への消費意識に変化が出てきているとの見方もあります。<統計的にはまだ判明していない。各種アンケート等での傾向はあるようだ>

【質問3】今回の欧洲冠军联赛_欧洲冠军联赛投注_官网によって廃業した人たちはいるのか?いるのならば割合はどうなっているのですか?野菜、花の生産費内訳がなかったのは何らかの意図があったのですか?農業が盛んな他国と比べて、日本はどの程度欧洲冠军联赛_欧洲冠军联赛投注_官网の影響を受けているのか?

 廃業については、高齢化や施設の老朽化等の要因もあって、今回の欧洲冠军联赛_欧洲冠军联赛投注_官网がきっかけとなったという方はいるかもしれませんが、正確な数値としては、把握しておりません。野菜、花の生産費については、個人の品目や販売方法、栽培方法や施設環境などによって大きく異なっており、今回はお示しすることができませんでした。他国との比較に関しては,農産物を輸出する国においては輸出不能による廃棄等の措置や国産率の低い所は、今まで以上に食料不足や価格高騰が懸念されたとの報道がありました。日本国内での影響については、生産から流通において、欧洲冠军联赛_欧洲冠军联赛投注_官网のガイドラインを守りながら停滞すること無く、食卓へ農畜産物を供給することができたが農業においては、投資から販売?回収までに長期間を有するとともに、経営の継続性が重要となっており、欧洲冠军联赛_欧洲冠军联赛投注_官网の影響が長引くことにより影響が顕在化してくると考えている。年次の農業産出額が公表されれば、農業全体の影響を把握する事は可能となると思います。

【質問4】食に関わる農業は、サービス業のようにコロナウイルスの影響を比較的受けていない印象を持っていたが、多方に渡り影響を受けていたのだと学ぶことができた。また、生産、流通の面に置いて食品の安定供給を切らすことができないことから、生産者から運搬者、提供者に至るまで厳しい状況での農業活動が展開されていたと、深く考え直す機会となった。農業面で疑問を抱いたのは肉分野において、オリンピックでの需要消失は売り上げに大きな打撃を受けてしまうほど影響が大きいものなのか?という点である。野菜や花き分野ではオリンピックによる需要の拡大がするという話がなかった為、肉分野に関してだけは例外なのか?と疑問を感じた。コロナ禍で地産地消の意識が高まった利点を今後どう活かしていくのか注視することに加え、職を失った方々が農業分野に進出するのは有り得るのか?

 オリンピック開催による農業分野でのメリットとして、今後、国内だけでは消費しきれない(食料自給率が低いのにと疑問を持たれるかもしれませんが)農畜産物を外国の方々にも消費してもらうチャンスとすること。我が国は「和食」を国際的に広めていきたいと進めています。特に、富裕層向けの農畜産物輸出を狙っています。また、来日する方々が、国内の観光地や料亭等で農畜産物を消費してもらい、帰国後にも和食のリピーターになって頂くことも目論んでいます。「仙台牛」は、生産量、価格や品質上からも、これらの戦略にも叶う品目であること。県内の食肉業者は,オリンピック開催に合わせて、ホテルや料亭に材料を切らさないように冷蔵庫に買い貯めておりましたが、コロナの影響で需要が無くなり、販売ができなくなりました。冷蔵庫が空かない(過剰在庫)のに新たに仕入れることは不可能です。しかし、肉用牛は、出荷月齢に達したものから順次出荷されるため、供給過剰ですぐに肉牛取引価格低下となってしまいました。花きや野菜についても、オリンピックでのレセプション、ホテルや飲食店での消費拡大が見込まれており、生産地として供給体制を整えてきましたが、通常の流通ルートでの販売や作付品目変更で対応することとなりました。また、牛肉に比較して価格低下割合が少なくて済みました。

【質問5】コロナで農業に従事する人の割合はどうなったのか?

 観光業等で一時的に農作業の手伝いに取り組んだ事例もありますが、農業従事者割合が大きく変化したとは把握しておりません。県内の農業法人において、以前は求人への応募が少なく、従業員確保に苦労をしていたが、コロナ禍以降は応募が増えて、従業員の確保に改善が見られたとの情報もあります。

【質問6】農村と都市部の交流の重要性をお話されていましたが、コロナ禍でどのように交流していくべきか?

 関係人口や移住希望者を増やしていくことが活力ある農村を実現するためには重要だと考えています。コロナ禍において、ネットによる農産物購入から農村部での直売所や援農ボランティア等による一時滞在から二地域居住、移住や定住等の取組について、感染予防に留意しながら展開できると考えております。このためにも、農村の情報発信機能や受入体制構築の強化が重要な取組になると考えております。

【質問7】畜産について、コロナが長引くことで経営継続が難しくなっていく状況が増えてくると考えるが、担い手不足などの背景も踏まえ、今後年単位でコロナとどのような対策をして状況打破を図る何かの考えがあるのか?

 畜産経営においては、生産コスト削減に向けた飼養管理改善、販売価格維持のための消費拡大や高品質化に向けた肉用牛改良に取り組んでいくこととしています。担い手確保については、後継者支援に関する事業、経営規模の拡大や就労条件整備等への支援にも取り組んでいきます。

【質問8】農業分野でのコロナのフォローへの満足度は消費者が地元のものを消費する傾向が高くなったことによる経済効果はどのくらいなのか?和牛の在庫が多く、価格を下げたことでどのような影響があったのか?

 農業分野におけるコロナ対策への満足度については、把握しておりません。県産農産物の県内消費に関する統計値は無いため、経済効果を把握できないが、みやぎ食の安全安心消費者モニターアンケートで県内産へのこだわり割合を継続調査しています。農業全体の経済効果については、年次の農業産出額のデータでの検証になりますが、全国的に消費が落ち込んでいる中において、地元消費を進める事は、地元産地を救うことになり、地域経済においても大きなメリットになると考えています。和牛の価格低下で、肥育経営が赤字体質に陥り、子牛導入頭数の縮小が見受けられました。さらに子牛価格も低下し、繁殖経営者の意欲低下にも繋がっている。それぞれの生産者組織においては、農村部や地元学校給食等において、牛肉消費拡大に積極的に取組み始めている。