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本学経済学科倉田ゼミの学生チームがISFJ日本学生政策会議「政策フォーラム2020」で分科会賞を受賞しました

2021年01月18日

 2020年12月19、20日、ISFJ日本学生政策会議主催の「政策フォーラム2020」(後援:経済産業省?松下政経塾)がオンラインで開催され、本学経済学科に所属する倉田ゼミの3年生チームが分科会賞を受賞しました。

 ISFJ日本学生政策会議は「学生の政策提言による望ましい社会の実現」を理念とする学生シンクタンクで、参加学生は産官学それぞれの専門家との勉強会や中間発表会での議論を経て、「政策フォーラム」において政策提言論文のプレゼンテーションを行います。欧洲冠军联赛_欧洲冠军联赛投注_官网感染症拡大の影響によりオンラインでの開催となった今年度の「政策フォーラム」には、全国から103チームが参加し15の分科会に分かれてプレゼンテーションが行われました。参加した学生たちは、日ごろの学習成果や自分たちの政策提言を分かりやすく伝えられるよう十分に準備しプレゼンテーションに臨みました。

 このイベントに、本学経済学科の学生チームが参加しました。そのうち、倉田ゼミ佐藤班(佐藤里々香さん、髙平佳太さん、渡邊智瑛さん)は、食品ロス削減のための「フードバンク」活動への参加が事業者にも経済全体にもプラスをもたらす可能性を見出し、それを実現するための政策案を「食品関連事業における食品ロス削減について」として論文にまとめ提言。審査の結果、この論文が「環境?防災?エネルギー分科会」において分科会賞を受賞しました。

【受賞の概要】
●タイトル
 食品関連事業における食品ロス削減について
●著  者
 佐藤 里々香(経済学科3年)、髙平 佳太(同)、渡邊 智瑛(同)
●要  旨
 本論文では、食品ロス削減のため、食品を福祉施設などに無償で提供する活動「フードバンク」に注目した。日本では多くの場合、フードバンクは非営利団体(NGO)によって運営されており、フードバンクと連携している食品関連事業者は少ない。一方、海外では事業者とNGOが連携して運営を行っていることから、フードバンクへの参加が事業者にとって利益の面でプラスとなる可能性があるのではないかと考えた。
 フードバンクについてはこれまで、ケーススタディーやアンケート調査に基づき消費者側の視点で研究が行われてきた。しかし本論文著者らの知る限り、フードバンクの経済理論的分析および事業者側の視点での研究は行われていない。そこで今回、特に事業者側の視点に注目した理論モデルを構築し、業者とフードバンクの提携により、事業者の利潤と経済全体の望ましさの指標である経済厚生がどう変化するかについて検証した。
 フードバンクに参加する場合、事業者は廃棄費用が削減できるがNGOとの調整費用がかかる、フードバンクに廃棄されるはずだった食品を事業者が寄贈することで生活困窮者がそれを消費する―という設定とし、その下で利潤の比較によって事業者がフードバンクに参加するかどうかを決定する。そのときの経済厚生の変化に注目した。
 分析の結果、廃棄費用と調整費用の組み合わせにより、フードバンクへの参加によって①事業者の利潤と経済厚生のどちらも増加、②事業者の利潤は減少するが経済厚生は増加、③事業者の利潤と経済厚生のどちらも減少、という3つのケースに場合分けできることが分かった。②のケースでは、事業者にフードバンクとの連携を促すような政策を施行することで経済厚生を高めることができる。
 この結果を踏まえ本論文では、事業者とフードバンク間での連携を取りやすくするような取り組みや、フードバンクをサポートする「在庫管理端末」の導入を進める政策、さらには運営における金銭的負担軽減のために行政からの助成を行うことを提言した。

【受賞者のコメント】
 この度は分科会賞という賞を頂きましたこと、大変嬉しく思います。この賞は、私たちだけの力ではなく、これまでに指導していただいた先生や先輩方、支えて下さったゼミ生?友人のおかげで頂けたものであると感じています。この経験を活かし、今後の活動にも邁進して行きたいと思います。

【指導教員のコメント】
 フードバンクと食品事業者の連携に関する理論分析の結果に基づき、政策提言を行った点は高いオリジナリティがあります。
 最終的な方針が固まるまで時間がかかりましたが、先生や専門家とのディスカッションを自ら作った積極性と、苦しい状況でも諦めず、全員で協力する姿勢が実を結んだのだと思います。 おめでとうございます!(経済学科 教授 倉田 洋)

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【関連リンク】 日本政策学生会議