ビジネス?ケース実習Ⅰの戦略提案発表会を開催しました
2022年07月22日
7月15日、経営学科講義科目「ビジネス?ケース実習Ⅰ」(担当教員:村山貴俊教授、折橋伸哉教授、矢口義教教授)の戦略提案発表会を開催しました。
ビジネス?ケース実習Ⅰとは経営学科の実践系科目で、受講した学生はこれまで学修した経営学の知識を使い、地域企業や地域社会の課題を解決する戦略提案を行うものです。
本実習の特徴的な点は、学生自らが地域企業を調査し作成した「ビジネス?ケース」を、実際の地域企業経営者を発表会に招いて、直接プレゼンテーションを行うことにあります。
本年度のビジネス?ケース実習Ⅰのテーマは「ウィズコロナ?アフターコロナ下での南三陸町の地域活性化―地域宿泊業?ニュー泊﨑荘の役割に注目して―」というテーマで行いました。南三陸町のニュー泊﨑荘様および南三陸さんさん商店街様のご協力を得て、調査活動を実施しました。
教室の様子 |
学生の発表を聴く高橋女将 |
発表会には、南三陸町のニュー泊﨑荘の高橋宮倫子女将(社長)にお越しいただき、高橋女将に対して経営学科の学生が6班に分かれてプレゼンテーションを行いました。各班の発表タイトルは以下の通りです。
1班:ペット連れ顧客の囲い込み戦略
2班:レトロ感を打ち出した旅館サービスとSNSプロモーション
3班:Amazonを利活用したロールケーキの販売拡大
4班:高齢者向け観光バスツアーの提案
5班:バイク?ツーリング客を対象とした新規顧客獲得戦略
6班:ペットへのヘルシー食事提供プランの作成
発表する学生(1) |
発表する学生(2) |
各班の発表に対して、高橋女将からは実現可能性や差別化などの観点から鋭い質問が出され、学生は改めてビジネスの実際におけるプラン作成と実行の厳しさを学ぶ機会になりました。しかし、分析枠組みに基づいて提案に結びつく論理性や、アイディアの独創性に関して高い評価をいただきました。
<教員からのコメント>
経営学科としては実践的授業科目を通して、学生が職業人として活躍できるための基礎をつくることに努力してまいります。また、有為な学生を排出することで地域社会への貢献を果たしていく所存です。
※なお、本授業はTGGV150「プロボノ的ボランティア活動による地域課題解決と学生の実践的資質の向上」(B221-06-2021)の一環として取り組まれています。