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地域構想学科の平吹喜彦教授がDisaster Management and Resiliency in the Asia Pacific Journalism Fellowships外国記者一行の取材を受けました

2013年10月08日

 10月7日(月)、教養学部地域構想学科の平吹喜彦教授が「Disaster Management and Resiliency in the Asia Pacific Journalism Fellowships(災害管理とレジリエンスに関するジャーナリズム?フェローシップ)」外国記者一行の取材を受けました。
 「災害管理とレジリエンスに関するジャーナリズム?フェローシップ」は、アジア?太平洋地域および米国の現役記者を対象とする取材研修プログラムで、被災地の視察や関係者との対話を通じ、各国の災害への備えや復興について理解を深めることを目的にしております。今回の取材研修プログラムには、9カ国(豪州、フィジー、インドネシア、日本、ニュージーランド、パプアニューギニア、フィリピン、中国、米国)の計12名の記者らが参加し、ニューヨーク、東京、宮城県、成都(中国)を訪問します。東京では東日本大震災(原発事故を含む)から日本が得た経験や教訓、復興の現状について取材。被災地である宮城県では復興の最前線で活動する被災住民、自治体や研究機関、報道機関などを取材しています。
 取材を受けた平吹喜彦教授は、仙台湾岸南部域を事例として、以下の内容について報告しました。
 ?東日本大震災による海岸エコトーンの被災?自律的再生の状況
 ?行政(国?宮城県?仙台市等)による海岸域の復興施策、復興事業の概要
 ?復興事業における海岸エコトーンの自然環境に対する配慮の実態、および課題?教訓

 津波により被災した海岸エコトーンは自律的に再生がすすんでいます。その一方で「防潮堤や海岸林」に代表される海岸域の復興工事がすすめられいます。人と自然がバランスよく暮らしていくために、どのように環境?生態系を保全しながら復興していくか、また少子高齢化や過疎化が進むなか、元に戻すだけではなく総合的に持続可能な地域社会の再生を目指さなくてはならないと唱えました。
海岸エコトーン:海と陸、河川が出会う境界領域、生態系の推移帯
 報告後の質疑では、仙台市南蒲生の海岸エコトーンのモニタリング調査にみる環境?生態系の自律的な再生を尊重し評価する意見が多く寄せられた。また一方で里海に暮らす人びとの生業や自然環境?生態系保全に対し復興工事が及ぼす影響についても意見が出されました。
里海:人手が加わることにより生物生産性と生物多様性が高くなった沿岸海域

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<関連情報>
研究関連
?仙台湾岸の砂浜海岸エコトーンモニタリングとその成果を活かした復興貢献
?南蒲生/砂浜海岸エコトーン モニタリングネットワーク
?平吹喜彦教授らの海岸エコトーン研究?保全活動が、公益財団法人日本自然保護協会より『沼田眞賞』を受賞
?第3回?フォーラム 仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える―浜辺の生きものからのメッセージ
?国際会議?地域会議:地域災害と環境脆弱性の克服、サテライト会議:第2回フォーラム 仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える-2011年南蒲生/砂浜海岸エコトーン調査報告、そしてこれから-【報告1】
?国際会議?地域会議:地域災害と環境脆弱性の克服、サテライト会議:第2回フォーラム 仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える-2011年南蒲生/砂浜海岸エコトーン調査報告、そしてこれから-【報告2】
?フォーラム 仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える
取材関連
?Disaster Management and Resiliency in the Asia Pacific Journalism Fellowship
?公益財団法人フォーリン?プレスセンター(FPCJ)