2022年02月01日

　1月26日、無料スマートフォンアプリ「May ii(メイアイ)」を活用して宮城県が実施する「助け合い実証事業」のスタートイベントが開催され、本学の学生7名が参加しました。

　講演では障害当事者の方から、障害者に向けられるさまざまな偏見の存在や日常生活で感じている困りごとなどのほか、今後の地域共生社会に向けた思いが語られました。これに対しイベントに参加した学生からは「福祉について学んでいるが、障害当事者の話を聞くことでより理解が深まった」など意見が出されました。
　講演の後には実証事業について県の担当者から施策の説明がありました。また、アプリの運営企業からは障害当事者と支援者それぞれのアプリ操作方法について、会場のスクリーンに実際の画面を表示しデモンストレーションを交えながら紹介が行われました。
　当日は村井嘉浩県知事も参加し「このようなアプリケーションの利用を通じて、若い世代が障害への理解を深めることで共生社会の実現に近づくのではないか。こころのバリアフリーを進めていきたい」とコメント。最後に参加した県内の大学生（欧洲冠军联赛_欧洲冠军联赛投注_官网、東北福祉大学、宮城学院女子大学、仙台白百合女子大学、宮城大学、宮城教育大学、東北大学ほか）と障害当事者、障害者支援ボランティアらが集合し写真撮影を行いました。

　実証事業は、宮城県が昨年4月に施行した「障害を理由とする差別を解消し障害のある人もない人も共生する社会づくり条例」の一環として、同条例で掲げる「障害のある人もない人も共生する社会」の実現に向け2月から仙台市内を対象エリアとして行われる予定です。